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●遺言適齢期?
「遺言はいつ作ればいいんですか?」
という質問をよく受ける。
別に決まった年齢があるわけではないので、いつ作っても構わんと言えば構わんのだ
が、まぁ、一応の目安として「遺言適齢期」なるものを考えてみた。
遺言の下限は15歳、といわれる。
作るのは自由だが、法的な有効性は15歳以上の者が作ったものでないと認めないとい
うことね。
もっとも…現実的には15歳で遺言が必要になるということは…まぁ、たまにはあるだろう
けどレアケースだろうねぇ……。
さて遺言適齢期。
まずは結婚したとき。
新しい家族ができて、戸籍上も親元から離れたとき。
現実的な話をすると、配偶者と親が相続人のときの法定相続割合は2:1。
配偶者に全額残したい場合は、遺言が有効。
次の適齢期は子供が二人以上できたとき。
名実共に一家の主。
子供の間で争いが起こらないような配慮だよね。
子供の大きい小さいは、この際関係ない。
そういう心積もりをしておくことが大切。
また、親や兄弟に財産の残したい場合も遺言は必要。
次は、大きな財産を持ったとき。
具体的に言うと……やっぱりマイホームかナァ…。
(他に色々ありそうだけどね)
不動産は一番争いが起きやすい財産。
その帰属を決めておくことが、相続紛争回避につながる。
その次は、定年時かぁ?まぁ、還暦を迎えたときでもいいかな。
一つの節目。
人によっては時系列が前後することもあるけど、子供が独立したときというのもはずせ
ないね。
子供は子供で別の生計を営む。
財産のあり方をもう一度見直すときだ。
65歳以上になると毎日が遺言適齢期。
いつ作っても結構です。
誕生日毎とか年が変わる毎に作るという人もいるけど、それはそれでオッケー。
いつ作ってもいいとなると、逆に作るタイミングが計れないというのも人間。
だからここでちょっとした目安を……。
大災害や大事故があったときというのも一つのきっかけにはなるよね。
もちろん自分が事故や病気になったときもそうなんだけど、社会的なニュースも自分に
置き換えてみると、いいきっかけになります。
遺言というのは「ギリギリになってから用意するもの」という考え方は、もう捨てよう。
「自分の死」について笑って話せるうちに、そして気力と体力が充実しているときにこそ
残すべきなんだ。
だって遺言の作成作業は、ホントに大変なんだもの。
気力と体力がなくなった時やブルーになってるときにできる作業じゃないんですよ……。
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